OBSで歌枠配信をする方法(設定と準備のまとめ)
この記事では、OBSで歌枠のやり方を説明します
歌枠をやってみたいけど、OBSの設定がよくわからない…という方はぜひ読んでみてください
歌枠に必要なもの
必須
- PC
- OBS
- マイク
- ヘッドホン or イヤホン(音源がマイクに入らないようにするため)
PCはスペック不足だと音ズレが発生しやすくなります
買い替えを検討してみようかなと思っている方は、配信に必要なPCスペックは?もご覧ください

あると良いもの
- オーディオインターフェース(AG03、Scarlett等)→ 音質が上がる。ただしUSBマイクでもOK
- ポップガード → 「ぱ行」の吹かれを防ぐ
- マイクアーム → 口の位置にマイクを固定できる
マイクの選び方
USBマイク
以下のマイクより手軽に利用できる。音質はまずまず
コンデンサーマイク(AT2020等)
高音質で歌枠向き。環境音を拾いやすいので静かな部屋で使いましょう
ダイナミックマイク(SM58等)
環境音を拾いにくい。周囲の雑音が気になる環境ならこちら
どちらでもOKです。好みで選んでください
配信におすすめのマイクはこちら

OBSの基本設定
サンプルレートを合わせる(★最重要)
最初にやるべき設定がこれです
- OBS → 設定 → 音声 → サンプルレート → 48kHz
- Windows → サウンド設定 → マイク → プロパティ → 48kHz
- オーディオインターフェイスのドライバー → 48kHz
同じ値にしないと、配信中にだんだんと音がズレていきます。歌枠では致命的なので必ず確認してください
41kHzで合わせてもOKですが、48kHzのほうがおすすめです
マイクをOBSに追加する
ソース → + → 音声入力キャプチャ → お使いのマイクを選択
カラオケ音源の追加方法
歌枠の音源(オケ)は主に2つの方法で取り込みます
方法①:デスクトップ音声(一番かんたん)
OBSのデフォルト設定です。PCで再生している音がすべて配信に載ります。かんたんですが通知音なども入ってしまうのが欠点です
方法②:アプリケーション音声キャプチャなど、デスクトップ音声以外
個別で音声を取り込む方法。ブラウザ(YouTubeのカラオケ音源等)だけの音を取り込めます。通知音や他の音が入りません
マイクのフィルタ設定
フィルタの追加方法
音声ミキサー → マイクの歯車アイコン → フィルタ →「+」ボタンで追加
フィルタの順番(★重要)
OBSのフィルタは上から順番に処理されます。順番を間違えると音がおかしくなるので、以下の順番にしてください
- ノイズ除去 ← 最初に雑音をカット。ただし声も削れる場合もあるのでつけなくてもOK
- コンプレッサー ← 音量のバラつきを抑える(歌枠では重要)
- EQ(お好みで) ← 音質調整
- リバーブ ← エコーをかける(VSTプラグイン)
- リミッター ← 音割れ防止(最後に置く)
ノイズ除去をリバーブの後に置くと、リバーブの残響をノイズとして消してしまいます。リミッターは必ず最後にしてください
よくわからない場合は、リミッターだけでもいいです。-1dbに設定すればOK
コンプレッサーをかけると、音量の大小が抑えられてききやすくなりますが設定が難しいので、へたにいれないほうがいいかもしれません
個人的には、コンプレッサー、リバーブ、リミッターの3つがおすすめですね
ノイズ除去の設定
Speex(OBS内蔵)
無料で軽くて使いやすい。ほとんどの環境でOKです
RNNoiseは、叫び声や高い声が削れることがあります
RXシリーズ Voice De-noise(有料)
遅延なしでつかえる高性能ノイズキャンセリングです
Reductionを触って調整します。それ以外はわからなければ初期のままでOK
RXシリーズ De-Click(有料)
マイクに口を近づけた時に聞こえるぺちゃぺちゃした音(リップノイズ)を除去します
使用する際は「Low Latency」を選んでください
Voice De-noise(ノイズ除去)+De-Click(リップノイズ除去)の組み合わせがおすすめ
コンプレッサーの設定
歌枠ではコンプレッサーが重要です
声が小さいところと大きいところの差を縮めてくれます
ただ注意点は、マイクの音量によって設定(とくに閾値)が違ってくることです
そのため、以下の設定例は参考にする際は注意してください
設定例:
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 比率 | 3:1 |
| 閾値 | 環境による。マイクのレベルメーターを見て調整 |
| アタック | 6ms |
| リリース | 100ms |
録音してみて確認して、好みで調整してください
リバーブのかけ方
OBSにはリバーブ機能が内蔵されていないので、無料のVSTプラグインを使います
おすすめ:
- OrilRiver(無料、定番)
- TAL-Reverb-4(無料、軽い)
追加方法:
マイクのフィルタ → + → VST 2.x プラグイン → プラグインを選択 → 「プラグインインターフェイスを開く」で設定
【注意】フィルタを入れると声が遅れる
フィルタ(特にノイズ除去やリバーブ)をかけると、処理に時間がかかるため声が音源よりわずかに遅れます
これが「音ズレ」の正体です
音ズレの直し方は別の記事で詳しく解説しています
→ OBSの同期オフセットを設定する方法(音ズレの直し方)

音ズレの調整方法(かんたんに)
同期オフセットで調整する
OBSには音声のタイミングを調整する機能があります
音声ミキサー → 歯車アイコン → オーディオの詳細プロパティ → 同期オフセット (ms)
方法①:マイクをマイナス補正する
マイクの同期オフセットに「-80」のようなマイナス値を入れます。声のタイミングが早まり、音源と合うようになります
- シンプルでわかりやすい
- マイクの値だけ変えればいい
- 数十ミリ〜500ミリ程度の補正なら問題なく動作する
方法②:音源にプラス値(遅延)を入れる
音源側の同期オフセットにプラス値を入れて遅らせます
- 「遅いものに合わせて全体を遅らせる」のが原理的に安定
- ただし、ほかの音声ソースも同じ分だけ遅らせる必要がある(大変です…)
どちらを使えばいい?
どちらでも音ズレは直せますが、歌枠の場合は「マイクにマイナス値を入れる」方がシンプルで迷いにくいです
ただし正確な数値は環境によって違うので、テスト録画をして確認する必要があります
マイクと音源の音ズレを直すやり方
OBSの録画ボタンを押して、音源を流してそれに合わせて歌います
声が音源に対して遅れてるか早いかによって、マイクの同期オフセットの数値を変更します
- 声が遅れていた→マイナスに
- 声が速かった→プラスに
基本的に、
歌を録画する→確認して調整→歌を録画する→確認して調整→…
この繰り返しです。めっちゃ大変です、、
有料ではありますが、この音ズレを自動で計測して設定してくれるソフト「うたピタ」を使えば、ワンクリックするだけで終れます
音ズレを直すのに30分、1時間くらいかかっていたのが、10秒ちょいで直せるようになります
毎回手動でやるのが面倒だって方は、このうたピタを使うことをほんとおすすめします
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うたピタ – 歌枠配信の音ズレをピタッと解決。|BOOTH(近日公開)
著作権について
歌枠で使う音源には著作権があります。使ってよい音源と使えない音源を確認しましょう
YouTube / Twitchで配信する場合
JASRAC / NexToneと包括契約しているプラットフォームなので、楽曲を歌うこと自体は原則OKです
注意が必要なもの
- CD音源やサブスク音源をそのまま流すのはNG
- 公式に「配信利用OK」としている音源を使う
- ボカロ曲はピアプロ等の規約を確認
詳しい著作権のルールは別途確認してください

