歌枠の音ズレを直す方法|OBSで声とオケを合わせる設定・自動測定
歌っているときは合っていたつもりなのに、アーカイブでは声だけ少し後ろに聞こえる。歌枠の音ズレ、気になりますよね
声とオケがいつも同じくらいズレるなら、OBSの同期オフセットで調整できます。声がオケより遅れている場合は、まずマイクの値をマイナス方向へ動かしてみましょう
結論から言うと、
短く録画してズレの方向を確認→マイクの値を50ms程度ずつ調整→録画し直して聞く、という流れです。近づいたら小さい幅で詰めていきます
歌枠前の音合わせをラクに。「うたピタ」

うたピタは、OBSで歌声と伴奏の音ズレを調整するツールです。ズレを自動で測り、結果を確認してボタンからOBSへ設定できます。
「あと何ms変えよう?」と何度も録画を聞き直している方におすすめ。耳で調整量を探す手間を減らして、歌う準備を進められます。
購入前に、自分の環境で測定できるか無料動作確認版で確認できます。BOOTHで「うたピタ 動作確認版 (無料)」を選んでください。測定した数値の表示とOBSへの設定は製品版で使えます。

はいしんせかいは、独自に検証して執筆しています
最初に確認:声とオケのズレと、映像のズレは別
この記事では、マイクの歌声とオケが合わない状態を中心に扱います。VTuberモデルの口の動きやカメラ映像だけが遅れる場合は、音声同士をそろえたあとで映像を調整します
| 困っていること | 確認する場所 |
|---|---|
| 録画でも声とオケがズレる | OBSに入るマイクとオケのタイミング |
| 録画は合うが、自分の声が遅く聞こえる | ヘッドホンへ返すモニター経路 |
| 最初は合うが、曲の後半ほどズレる | デバイス・ドライバー・負荷など |
| 声とオケは合うが、口の動きが合わない | カメラ・モデル映像のタイミング |
OBSの数値だけで全部を直そうとせず、録画に入った声とオケから確認します
声とオケを手動で合わせる方法
1. 本番と同じ音声設定で、短く録画する
使うマイク、音源の流し方、フィルターは普段の配信と同じにします。まずはオケと声の両方が聞こえる音量に整え、有線イヤホン・ヘッドホンで歌ってみてください
この方法では、マイクとオケがOBSで別々の音声ソースになっている必要があります。ループバックなどで1つに混ざって届く場合、OBSでそのソースをずらしても声とオケは一緒に動きます。先に取り込みを分けるか、ミキサー・DAW側の経路を見直しましょう
拍がわかりやすい部分に合わせて「あ、あ」と短く声を出すと、タイミングを比べやすいです。ただし歌い方にも揺れがあるので、1回だけで決めず、いくつかの拍を聞きます
OBSのモニター音ではなく、録画ファイルを再生して確認してください。リバーブが深くて歌い出しがわかりにくい場合は、響きと元の声を聞き分けることも大切です
2. 声が遅いならマイナス、早いならプラスへ調整する
| 録画の状態 | マイクが0msの場合の調整例 |
|---|---|
| 声がオケより100ms遅い | マイクを-100msにする |
| 声がオケより50ms早い | マイクを50msにする(プラス) |
声が遅いならマイクをマイナス方向へ、早いならプラス方向へ動かす、と覚えると分かりやすいです。数値は説明用の例で、100ms前へ合わせるなら、今が0msの場合は-100msへ、40msの場合は-60msへ変更します
3. オーディオの詳細プロパティに数値を入れる
- OBSの音声ミキサーでメニューを開く
- 「オーディオの詳細プロパティ」を選ぶ
- 調整するマイクまたは音源の「同期オフセット (ms)」を変更する
- もう一度録画して、ズレが小さくなったか確認する
元の値をメモしてから、まず50ms程度ずつ動かします。声が遅く、今が0msなら-50ms、-100msの順に試し、近づいたら10〜20ms程度の小さい幅で詰めていきましょう。マイナスはマイクの処理を速くする設定ではなく、OBS内の音声のタイミングを合わせる設定です。ヘッドホンへの返りではなく、録画で確かめてください
マイク側の調整でうまく合わない場合は、早いオケ側をプラス値で遅らせる方法もあります。声が100ms遅く、オケ側が0msなら100msへ変更する例です。マイクとオケの両方を同時に動かさず、元の値へ戻して片方ずつ試しましょう。デスクトップ音声をずらすと、その中に入る通知音やBGMも一緒に動くので、オケの取り込みを分けたい場合はOBSで歌枠の音源を流す方法を確認してください
うたピタで、音ズレを測ってOBSへ設定する
耳で聞きながら数値を探すのが大変なら、測定の部分をツールに任せる方法があります。
うたピタは、テスト音をマイクに拾わせて、音源との時間差を測ります。製品版では、結果を確認して「OBSに自動で設定する」を押すと、同期オフセットの数値を反映できます。
測定に使う音源は、「デスクトップ音声」または「音声出力キャプチャ」です。テスト音を鳴らすイヤホンと、OBSが取り込む出力デバイスを合わせます。
測定時は、ループバックとダイレクトモニタリングをOFFにします。DAWなどで音声経路を変えている場合は、上記の取り込み方で測定できるか無料動作確認版で確かめてください。
画面の案内に沿ってOBSと接続し、マイクと音源を選びます。有線イヤホン・ヘッドホンの音が出る部分をマイクに近づけて測定し、結果を確認してOBSへ設定する流れです。最後に、いつもの音量と配信設定へ戻して短く録画し、声とオケのタイミングを確かめましょう。
下の動画では、うたピタの操作の流れを確認できます。
音ズレが直らないときに見直すところ
オケやマイクを二重に取り込んでいないか
デスクトップ音声とアプリ音声、マイク入力とループバックなどで同じ音が2回入ると、二重に聞こえたり、にじんだりします。片方ずつミュートして、どのソースに音が入るか確認しましょう
Bluetoothやモニター経路で、歌うときの音が遅れていないか
伴奏を遅れた状態で聞くと、それに合わせて歌った声とOBS内の伴奏が合わなくなることがあります。まず有線接続で確認し、自分の声が遅れて返る場合はモニター経路を見直してください
フィルターを追加・変更していないか
ノイズ除去や先読み処理を使うプラグインなどは遅延を加える場合があります。一方で、コンプやリバーブを使えば必ず大きく遅れる、というわけではありません
追加したフィルターを1つずつOFFにして違いを確認します。詳しくはフィルターを入れたら声が遅れる原因と直し方へ
うたピタのテスト音がノイズ抑制に消される場合は、公式案内に沿って音量や抑制を調整します。測定後は通常の設定に戻して、実際の歌声で確認してください
時間とともにズレが広がっていないか
これは一定の音ズレとは分けて考えます。OBSと音声機器のサンプルレート、ドライバー、PCの負荷を確認しましょう。48kHzなどにそろえるのは確認の1つですが、それだけで直ると決まっているわけではありません
合った数値は残して、歌う準備を楽にしよう
同じ機材と音声設定で合っているなら、毎回ゼロから合わせ直す必要はありません。設定を残し、機材やフィルターを変えたときに再確認すれば、歌う準備も進めやすくなります
音ズレの測定と設定を「うたピタ」でラクに

うたピタは、OBSで歌声と伴奏の音ズレを調整するツールです。ズレを測定し、結果を確認してボタンからOBSへ設定できます。機材やフィルターを変えたあとなど、調整量を探し直すのが大変なときにも役立ちます。
購入前に、自分の環境で測定できるか無料動作確認版で確認できます。測定した数値の表示とOBSへの設定は製品版で使えます。

