VTuberにおすすめのゲーミングPCは?(必要なスペックと選び方)
VTuber活動におすすめのゲーミングPCと、選び方を解説します
PCの動作が重い/VTuber配信がカクつく人へ
設定を詰める前に、まずPCの余力チェックがおすすめです
目安は、
メモリ32GB + グラボVRAM16GB + 容量1TB以上
- ほかの候補(用途別)
-
- 重いゲームも高画質で配信したい
→ NEXTGEAR JG-A7A7X - 長時間配信の安定/冷却重視
→ G-Tune FG-A7G70
- 重いゲームも高画質で配信したい
メモリ価格の暴騰により、ゲーミングPCの値上げが予想されます、、
購入を検討している方は、早めの購入をおすすめします

はいしんせかいは、独自に検証して執筆しています
「有名VTuberのPCスペック一覧」は、参考にならない場合が多い
VTuber向けのゲーミングPCを選ぶうえで、大手所属の有名VTuberのPCスペックを調べる方がいらっしゃると思います
しかし、ほどんどの情報は参考にならない場合が多いです
というのも、それらは昔使っていたPCスペックで比較ができなかったり、実際に使っているPCではなくてコラボPCのスペック(コラボ販売用のモデル)だったりするためです
情報元がしっかり掲載されている記事でも、参考程度にするのがいいです(情報元の記載があっても過去のスペックであることに注意してください)
引用元を記載したホロライブとにじさんじのVTuberのPCスペックを掲載したサイトがあったので、下記にまとめています
- ホロライブ、にじさんじ、ぶいすぽっ!非公式wikiまとめ
-
ホロライブ所属VTuberのPCスペック
ホロライブ所属VTuberのPCスペック一覧にじさんじ所属VTuberのPCスペック
メンバーデータ一覧/PCスペック – にじさんじ Wiki*
にじさんじ所属VTuberのPCスペック一覧ぶいすぽっ!所属VTuberのPCスペック
※ぶいすぽメンバーのPCスペックの記載したページは見つかりませんでした
※使用デバイスであれば、一部のメンバーは記載あり(各メンバーページのゲーム関連の箇所)
ぶいすぽっ! Virtual eSports Project 非公式wiki
VTuber向けゲーミングPCに必要なスペック
VTuber活動を快適に行うための「2025年の基準スペック」はこんな感じです
| CPU | Core i7、Ryzen 7〜 |
|---|---|
| グラフィックボード | RTX 5060 Ti (16GB)、RX 9070 XT〜 |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 最低1TB、推奨2TB〜 |
CPU:Core i7、Ryzen 7〜
CPUとは、PCの脳みそです
VTuberの配信では、以下のソフトをすべて同時に動かして行います
- OBS Studio(配信ソフト)
- VTube Studio / nizima LIVE(アバターを動かすソフト)
- PCゲーム(メインコンテンツ)
- YouTubeのコメント欄
- Discord(コラボ通話など)
特にモデルを動かすソフトは、CPUを使うんですよね
「Core i5」や「Ryzen 5」だと、ゲーム中にモデルの動きが止まったり、表情が読み取れなくなったりするリスクがあります
スムーズに動くかわいい(かっこいい)自分を見せるために、予算が許すのであれば「Core i7 / Ryzen 7」以上を選ぶのがいいと思います
グラフィックボード:VRAM 16GB搭載モデルが最強
ここが一番のポイントです
グラフィックボード(グラボ、GPU)には「VRAM(ビデオメモリ)」という専用のメモリがあります
VTuber活動を本格的にやっていくなら、このVRAMが16GBを搭載しているものを選ぶのがいいでしょう
2025年現在、VTuberに最もおすすめなのは「RTX 5060 Ti (16GB版)」です
どうして16GBがいいのか?
通常のエントリー向けグラボ(RTX 5060など下のモデル)はVRAMが「8GB」しかありません
最近の重いゲーム(モンハンワイルズやタルコフなど)だけで8GB近く使うことがあるため、そこにモデルの描画負荷が加わると、メモリ不足で配信がカクついたり、アバターが消えたりします
VRAMが16GBあれば、この「メモリ不足」の心配がほぼなくなります
予算があるなら、さらに高性能な「RX 9070 XT」や「RTX 5070」、最強の「RTX 5080」などを選べば、3D配信やVR配信も快適です
メモリ:32GBにしましょう
メモリは、作業机のようなものです
数字が大きいほど作業机が大きくなって、動作が快適になります
ゲーミングPCのメモリは、標準だと16GBになっていることが多いですね
普通のPCなら16GBでも動きますが、VTuberは別です。 モデル(キャラ)を動かすソフト、OBS、ゲームを同時起動すると、16GBではすぐにパンパンになってしまいます
そのため、メモリは「32GB」にするようにしましょう
購入時のカスタマイズで「32GB」に変更することを、忘れないようにしてください
「64GB」が必要になることはなかなかありませんが、重いソフトを多重起動したら32GBをぎり超えたりするかもしれない、そんなレベルですので普通は64GBまでは必要ないですね
ストレージ:素材が無限に増えるので最低1TB
VTuber活動を始めると、驚くほどデータが増えます
そのとき、SSD/HDD(ストレージ)が少ないとめっちゃ困るんですよね
- モデルのデータ(Live2Dモデルなど)
- 配信の背景素材、BGM、効果音
- サムネイル用の画像素材
- 配信の録画データ、切り抜き動画用の素材
- インストールするゲーム自体(1本100GB超えもザラ)
なので、
- 最低でも「1TB」
- できれば「2TB」「4TB」以上
にするようにしましょう
ちなみに、基本的にはストレージの容量で性能が変わることはありません
VTuber向けゲーミングPCを選ぶポイント
ゲーミングPCを購入するとき、「カスタマイズ」といって一部のパーツを変更することができます
VTuber活動用のゲーミングPCを購入するうえでカスタマイズしたほうがいい項目があるので、その項目について説明します
メモリは『32GB』に変更する(重要)
メモリは標準で16GBになっていることが多いので、そのときは『32GB』に変更してください
追加料金がかかりますが、これは「必要経費」です
ここを削ると後悔します
SSD/HDDは予算があれば『2TB』へ
ストレージ(SSD/HDD)は、このページで紹介している製品は標準で1TBあります(上位モデルは標準2TB)
VTuber活動は予算に余裕があれば「2TB」や「4TB」など追加するのがおすすめです
後から外付けHDDを買うのもアリですが、最初から2TBとかあるとデータの整理がすごく楽になります
予算が厳しいなら分割払いもあり
ゲーミングPCはとても高額なので、予算的に厳しいという人は多いです
そのときは、分割払いで購入するのも1つの手です
PCメーカーのマウスコンピューターなら、分割払いの手数料が36回まで無料なんですよね
金額で購入を迷っていた方は、分割も検討してみるといいかもしれません
※このページで紹介しているPCは、マウスコンピューターの中から選んでいます
VTuberにおすすめのゲーミングPC5選
VTuber活動におすすめのゲーミングPCを紹介します
価格の安い順に並べているので、予算にあわせて選んでみてください
VTuber活動にはメモリ容量が命です
そのため、このページでは「メモリ32GB」へカスタマイズしたあとの価格を表示しています↓
| CPU | グラボ | 価格(税込み) | |
|---|---|---|---|
| ①おすすめ | Ryzen7 5700X | RTX 5060 Ti(16GB) | 213,400円 |
| ②おすすめ | Ryzen7 7700 | RX 9070 XT | 267,300円 |
| ③おすすめ | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 | 294,800 |
| ④ | Core i7-14700KF | RTX 5080 | 469,800円 |
| ⑤ | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5090 | 799,800円 |
① NEXTGEAR JG-A7G6T



[ メモリを32GBに変更したときの価格です ]
- メモリを32GBに変更する
- (必要に応じて無線LANも)
| CPU | Ryzen7 5700X | グラボ | RTX 5060 Ti (16GB) |
| メモリ | 32GB | ストレージ | 1TB |
「初めてのVTuber活動、PC選びで絶対に失敗したくない!」という方には、このモデルが最適です
最大の魅力は、グラフィックボードに「RTX 5060 Ti の16GB版」を採用していること
普通のPC(8GB)の倍のビデオメモリがあるので、重いゲームを起動しながら「VTube Studio」で高画質アバターを動かしても、メモリ不足になりにくいんです
CPUも「Ryzen 7」なので、配信ソフト(OBS)の動作も安定します
「とりあえずこれを買っておけば、配信中にアバターが固まるトラブルは防げる」という、VTuber入門に最強のコスパモデルです
② NEXTGEAR JG-A7A7X



[ メモリを32GBに変更したときの価格です ]
- メモリを32GBに変更する
- (必要に応じて無線LANも)
| CPU | Ryzen7 7700 | グラボ | RX 9070 XT |
| メモリ | 32GB | ストレージ | 1TB |
CPUは最新世代の「Ryzen 7 7700」、グラボは高性能な「RX 9070 XT」を搭載しています
①のモデルよりもグラフィック性能が大幅に上がっているので、重たい最新ゲーム(モンハンワイルズやタルコフなど)も高画質設定で配信可能です
VTuberとしての「見た目(画質)」はリスナーを集める上でとても重要です
PCスペックに余裕を持たせて、綺麗な映像を届けたいという方におすすめのモデルです
③ G-Tune FG-A7G70



[ メモリを32GBに変更したときの価格です ]
294,800
~2025/12/24 10:59
- 特になし
| CPU | Ryzen 7 9700X | グラボ | RTX 5070 |
| メモリ | 32GB | ストレージ | 1TB |
「毎日何時間も配信したい」「PCが熱くなって配信が止まるのは嫌だ」というガチ勢向け
ここからはケースが巨大な「フルタワー(G-Tune)」になります
VTuberはアバターソフトを常に起動しているため、普通の配信者よりもPCが熱くなりやすいのですが、このPCなら強力なファンでガンガン冷やしてくれます
CPUは非常に高性能な「Ryzen 7 9700X」、グラボは「RTX 5070」を搭載
長時間配信してもパフォーマンスが落ちないので、耐久配信やコラボ配信でも安心感が違います
「活動を長く続けるための投資」として選ぶなら最高の一台です
④ G-Tune FZ-I7G80



[ ]
- 特になし
| CPU | Core i7-14700KF | グラボ | RTX 5080 |
| メモリ | 32GB | ストレージ | 2TB |
「ゲーム配信だけじゃなく、歌ってみた動画や切り抜き動画も自分で本格的にやりたい」というクリエイター活動をする方におすすめです
このモデルはCPUに「Core i7-14700KF」を採用しています
Intel製CPUは動画編集ソフトとの相性が良く、動画の書き出し時間がすごく速いのが特徴です
グラボは超高性能な「RTX 5080」。4K画質でのゲームプレイも余裕です
「歌枠のために音質にこだわりたい」「動画編集もバリバリこなしたい」という、多才なVTuberを目指す方におすすめです
⑤ G-Tune FG-A7G90



[ ]
- とくになし(何も言うことがないです…)
- 強いて言うなら、ストレージをたくさん増やすのがおすすめ
| CPU | Ryzen 7 9800X3D | グラボ | RTX 5090 |
| メモリ | 64GB | ストレージ | 2TB |
「3Dで配信したい」「VR配信もやりたい」「スペックで一切妥協したくない」という方向け
現時点で世界最強クラスのCPU「Ryzen 7 9800X3D」と、最強GPU「RTX 5090」を搭載したモンスターPCです
2Dアバターはもちろん、負荷の重い3Dモデルを使った配信や、VR機器を使ったトラッキング配信も余裕でこなせます
大手事務所のVTuberと同じか、それ以上の環境が手に入ります
価格は高いですが、これさえあればPCスペックを理由にやりたいことを諦める必要はなくなります



