OBSで歌枠の音源を流す方法《オケを配信に載せる設定》
OBSで歌枠をするときは、マイクの声だけでなく、歌うための音源も配信に載せる必要があります
ただ、OBSにオケを入れる方法はいくつかあります
デスクトップ音声でまとめて入れるのか、ブラウザや音楽アプリだけを入れるのか、音源ファイルをOBSから直接流すのかで、設定が少し変わります
この記事では、OBSで歌枠のオケを配信に載せる方法をまとめます

はいしんせかいは、独自に検証して執筆しています
まず結論
歌枠のオケをOBSに入れる方法は、主に3つあります
| 方法 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| デスクトップ音声 | まず歌枠を試したい人 | PCで鳴っている音がまとめて入る |
| アプリケーション音声キャプチャ | ブラウザや音楽アプリだけを入れたい人 | Windows環境向け、対応しないアプリもある |
| メディアソース | PC内の音源ファイルをOBSから流したい人 | 自分にも聞く設定を間違えやすい |
迷ったら、最初はデスクトップ音声でOKです
ただし、通知音や別アプリの音も入るので、慣れてきたらアプリケーション音声キャプチャにすると事故を減らしやすいです
手元にオケの音源ファイルがあるなら、メディアソースでOBSから直接流す方法も使えます
歌枠のオケを流す前に確認すること
設定の前に、先に確認しておきたいことがあります
配信で使ってよい音源か確認する
歌枠では、使うオケの権利確認が大事です
「曲を歌うこと」と「音源をそのまま流すこと」は別で考えたほうがいいです
たとえば、JASRAC管理楽曲をYouTubeなどの許諾契約済みサービスで使う場合でも、市販CDやダウンロード音源などの音源そのものには、著作隣接権など別の権利が関係します
YouTubeにあるカラオケ音源や公式インスト音源を使う場合も、概要欄や配布元の規約で「配信利用OK」か確認してください
特にTwitchでは、カラオケ音源を使って歌う行為が制限される場合があります
サービスや音源ごとに条件が違うので、配信前に必ず確認してください
スピーカーではなくイヤホン・ヘッドホンで聞く
スピーカーでオケを流すと、マイクがオケを拾って二重に聞こえることがあります
歌枠では、有線イヤホンか有線ヘッドホンでオケを聞くのがおすすめです
Bluetoothイヤホンは遅延が出やすいので、音ズレ確認にはあまり向いていません
OBSの音声メーターを見る
オケがOBSに入っているかは、音声ミキサーのメーターで確認します
オケを再生したときに、デスクトップ音声、アプリケーション音声キャプチャ、メディアソースなどのメーターが動けばOBSには音が入っています
オケは声を邪魔しないくらいに下げてみてください
方法1:デスクトップ音声でオケを流す
いちばん簡単なのは、デスクトップ音声でオケを流す方法です
PCで鳴っている音をまとめてOBSに入れるので、ブラウザでオケを再生するだけで配信に載せられます
デスクトップ音声の設定
- OBSの「設定」を開く
- 「音声」を開く
- グローバル音声デバイスの「デスクトップ音声」を使っている再生デバイスにする
- OKを押す
- ブラウザや音楽アプリでオケを再生する
- OBSの音声ミキサーで「デスクトップ音声」のメーターが動くか確認する
「既定」でも動くことがありますが、音が入らない場合は、実際に使っているイヤホン、ヘッドホン、オーディオインターフェイスを選んでください
デスクトップ音声のメリット
- 設定がかんたん
- YouTubeやブラウザの音もすぐ入る
- 音楽アプリやローカル再生ソフトでも使いやすい
- まず歌枠を試すなら早い
デスクトップ音声の注意点
デスクトップ音声は、PCで鳴っている音をまとめて入れる方法です
そのため、次の音も一緒に入ることがあります
- 通知音
- Discordの音
- 別のブラウザタブの音
- ゲーム音
- Windowsのシステム音
歌枠中に余計な音を入れたくない場合は、通知を切る、余計なアプリを閉じる、音量ミキサーでアプリごとの音量を確認するなどしておくと安心です
また、あとで説明するアプリケーション音声キャプチャと同時に使うと、同じオケが二重に入ることがあります
方法2:アプリケーション音声キャプチャでオケを流す
ブラウザや音楽アプリだけをOBSに入れたい場合は、アプリケーション音声キャプチャが便利です
OBS公式では、OBS Studio 28以降、Windows 10 バージョン2004以降、またはWindows 11で、アプリごとの音声キャプチャが使えると案内されています
デスクトップ音声と違って、指定したアプリの音だけを入れやすいのがメリットです
アプリケーション音声キャプチャの設定
- OBSのソースで「+」をクリック
- 「アプリケーション音声キャプチャ」を選ぶ
- わかりやすい名前をつける
- オケを再生しているブラウザや音楽アプリを選ぶ
- 音声ミキサーでメーターが動くか確認する
Chromeなど、ウィンドウタイトルが変わるアプリでは、ウィンドウ一致の優先度を実行ファイル名寄りにすると安定しやすいことがあります
デスクトップ音声は無効にする
アプリケーション音声キャプチャを使う場合は、デスクトップ音声を無効にすることも検討してください
デスクトップ音声を有効にしたまま、ブラウザの音もアプリケーション音声キャプチャで入れると、同じオケが二重に入ることがあります
二重に入ると、音が大きくなったり、にじんだように聞こえたり、ズレているように聞こえたりします
うまく入らないアプリもある
アプリケーション音声キャプチャは便利ですが、すべてのアプリで必ずうまくいくとは限りません
うまく入らない場合は、次を試してください
- 一度アプリを閉じて開き直す
- OBSを再起動する
- ウィンドウ一致の設定を変える
- デスクトップ音声で流す
- 音声出力キャプチャや仮想オーディオケーブルを使う
初心者の方は、まずデスクトップ音声で配信できる状態を作ってから、必要に応じてアプリケーション音声キャプチャに切り替えるのが楽です
方法3:メディアソースでオケを流す
PC内にあるオケの音源ファイルを使う場合は、OBSのメディアソースから流す方法があります
OBS公式のMedia Sourcesでは、音声ファイルとして .mp3、.aac、.ogg、.wav が案内されています
音源ファイルをOBSに直接追加できるので、ブラウザや音楽アプリを開かなくていいのがメリットです
メディアソースの設定
- OBSのソースで「+」をクリック
- 「メディアソース」を選ぶ
- わかりやすい名前をつける
- 「ローカルファイル」にチェックが入っていることを確認する
- 参照からオケの音源ファイルを選ぶ
- 必要なら「ループ」にチェックを入れる
- OKを押す
- 音声ミキサーでメーターが動くか確認する
配信に出すだけならモニターオフでOK
メディアソースは、OBSに追加した時点で配信や録画に出せる音声ソースになります
そのため、配信に出すだけなら音声モニタリングは「モニターオフ」でOKです
自分にもOBS経由で聞きたい場合は、「オーディオの詳細プロパティ」から音声モニタリングを「モニターと出力」にします
ただし、デスクトップ音声も有効にしている場合、モニター音がデスクトップ音声として再度OBSに入って二重になることがあります
音が二重に聞こえる場合は、デスクトップ音声を無効にするか、メディアソースのモニタリングをオフにしてください
メディアソースの注意点
メディアソースは便利ですが、歌枠では少し扱いに注意が必要です
- 曲ごとにソースを作ると管理が増える
- シーンを切り替えると再生が止まる、または最初から再生されることがある
- 自分にも聞く設定を間違えると二重に聞こえることがある
- 音源ファイルの利用規約を確認する必要がある
1曲だけ歌う、決まった音源ファイルを流す、ブラウザを開きたくない、という場合には使いやすいです
どの方法を選べばいい?
迷ったら、次のように選ぶとわかりやすいです
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| とりあえず歌枠を試したい | デスクトップ音声 |
| 通知音や別アプリの音を入れたくない | アプリケーション音声キャプチャ |
| オケの音源ファイルを持っている | メディアソース |
| ブラウザのカラオケ音源を使う | デスクトップ音声、またはウィンドウキャプチャの音声キャプチャ、アプリケーション音声キャプチャ |
| 複数アプリの音を細かく分けたい | アプリケーション音声キャプチャ、または仮想オーディオケーブル |
初心者向けには、まずデスクトップ音声です
ただし、収録事故を減らすなら、オケだけを分けて入れられるアプリケーション音声キャプチャのほうが管理しやすいです
オケがOBSに入らないとき
オケがOBSに入らないときは、次を確認してください
音声ミキサーのメーターが動いているか
まず、OBSの音声ミキサーでメーターが動いているか見ます
メーターが動いていないなら、OBSに音が入っていません
メーターが動いているなら、OBSには入っているので、配信先や録画設定、トラック設定、音声モニタリングの見直しになります
再生デバイスが合っているか
デスクトップ音声で入れる場合、OBSが見ている再生デバイスと、実際に音を出しているデバイスが違うと音が入りません
イヤホン、ヘッドホン、オーディオインターフェイス、HDMIモニターなど、実際に使っている再生デバイスを選んでください
デスクトップ音声を無効にしていないか
デスクトップ音声でオケを入れる場合は、設定 → 音声 → グローバル音声デバイスのデスクトップ音声が無効になっていないか確認してください
反対に、アプリケーション音声キャプチャで入れる場合は、デスクトップ音声が有効だと二重に入ることがあります
どちらの方法で入れるのかを決めてから確認すると迷いにくいです
アプリケーション音声キャプチャの対象が違っていないか
ブラウザでオケを流している場合でも、選ぶ対象が別のウィンドウになっていると音が入りません
Chrome、Edge、音楽アプリなど、実際に音を出しているアプリを選び直してください
ブラウザのタブやウィンドウ名が変わる場合は、ウィンドウ一致の設定を変えると安定することがあります
メディアソースのファイルが再生されているか
メディアソースの場合は、ソースを非表示にしていたり、シーンを切り替えて再生が止まっていたりすることがあります
一度ソースを表示し直す、OBSを再起動する、別の音源ファイルで試すなどを確認してください
オケが二重に聞こえるとき
オケが二重に聞こえる場合は、ほぼどこかで同じ音を2回OBSに入れています
よくあるのはこちらです
- デスクトップ音声とアプリケーション音声キャプチャを両方使っている
- メディアソースを「モニターと出力」にしていて、そのモニター音をデスクトップ音声でも拾っている
- 音楽アプリとブラウザで同じ音源を流している
- オーディオインターフェイスのループバックで同じ音が戻ってきている
まずは、OBSの音声ミキサーを見て、オケを流したときにどのメーターが動いているか確認してください
ひとつのオケで複数のメーターが動いているなら、どちらかをミュートするか、片方のソースを消します
オケの音量調整
オケは、声より少し控えめにすると聞きやすいです
歌枠では、オケが気持ちよく聞こえることも大事ですが、配信では歌声が聞こえないとかなりもったいないです
まずはこの順番で確認してください
- マイクの音量を先に決める
- オケを小さめに入れる
- 実際に歌って録画する
- 録画を聞いてオケを少しずつ上げる
音量バランスは、自分のヘッドホンだけでなく録画で確認するのがおすすめです
声とオケがズレる場合
オケをOBSに入れられても、声とオケが少しズレることがあります
特に、マイクにリバーブ、ノイズ抑制、VSTプラグイン、コンプレッサーなどを入れている場合は、声がオケより少し遅れることがあります
この場合は、OBSの同期オフセットで調整します
詳しいやり方は、歌枠の音ズレを直す方法でまとめています
歌枠全体の設定はこちら
この記事では、オケをOBSに載せる方法を中心に解説しました
歌枠全体のOBS設定、マイクフィルタ、リバーブ、音ズレ確認までまとめて見たい方は、OBSで歌枠配信をする方法《オケの流し方・マイク設定・音ズレ対策》も参考にしてみてください
雑談配信のBGMの流し方は、OBSの配信でBGMを流す方法で説明しています

よくある質問
YouTubeのカラオケ音源をそのまま流してもいいですか?
音源ごとに確認してください
YouTubeにあるから自由に使える、というわけではありません
概要欄、配布元の規約、権利者の案内を確認して、配信利用OKの音源を使うのが安全です
デスクトップ音声とアプリケーション音声キャプチャは両方使っていいですか?
基本的には、同じオケを両方で入れないほうがいいです
同じ音が二重に入って、音がにじんだり大きくなったりします
アプリケーション音声キャプチャでオケだけを入れるなら、デスクトップ音声は無効にすることを検討してください
メディアソースの音を自分にも聞きたいです
オーディオの詳細プロパティで、メディアソースの音声モニタリングを「モニターと出力」にします
ただし、デスクトップ音声も有効にしていると、モニター音をOBSが再度拾って二重になることがあります
二重に聞こえる場合は、デスクトップ音声を無効にするか、メディアソースのモニタリングをオフにしてください
オケを聞きながら歌うと遅れて感じます
OBS経由のモニター音は遅れて聞こえることがあります
できればオーディオインターフェイスのダイレクトモニターや、音楽アプリ側の再生音を直接聞くほうが歌いやすいです
音ズレの確認は、OBSで短く録画して聞き返してください
オケだけ配信に載せて、自分は別の音量で聞けますか?
構成によってはできますが、初心者向けには少し複雑です
Windowsの音量ミキサー、アプリ側の音量、オーディオインターフェイス、OBSのモニタリング設定が関係します
まずは配信に出る音量を録画で確認して、慣れてきたら自分用のモニター環境を調整するといいです
歌枠のやり方はこちらをご覧ください

