OBSのノイズ抑制で声が消える・こもる原因|RNNoiseの対処法
OBSでRNNoiseを入れたら、部屋は静かになったのに声までこもる。笑ったときや小さな声の語尾が、ふっと消えてしまうこともあります
まずはRNNoiseをOFFにした録音と比較してください。OBS標準のRNNoiseには抑制量のスライダーがないので、原因がRNNoiseなら、マイクの入力を整えるか別の方式に切り替えます
ノイズより声を残すことが優先です。静かになっても話が聞き取れないなら、その設定を無理に使い続けなくて大丈夫です
RNNoiseが原因か、まず録音で切り分ける
- OBSの音声ミキサーで、マイクの「フィルタ」を開く
- 「ノイズ抑制」を一時的にOFFにして短く録画する
- ONに戻し、同じ位置・声量で録画する
- 普通の声だけでなく、小声・笑い声・語尾も聞き比べる
OFFで声が戻るなら、RNNoiseの処理が影響している可能性があります。OFFでも変わらない場合は、ノイズゲート、EQ、マイク付属ソフト、接続設定も確認しましょう
OFFにするのは、フィルター一覧にある「ノイズ抑制」の有効・無効です。OBSの音量フェーダーを下げる操作とは違います。消えてしまった語尾を、後段のゲインやコンプで大きくして取り戻すことはできません
マイクとBGMが1つに混ざった音へRNNoiseをかけている場合は、音楽も処理されます。ノイズ抑制はマイク単独のソースにかける形へ分けて、声だけで比較してください
| 聞こえ方 | 確認するところ |
|---|---|
| 声が水っぽい・こもる | ノイズ抑制、重ねがけ、マイクの向きや距離 |
| 出だし・語尾だけ切れる | RNNoiseに加え、ゲートのしきい値や閉じる速さ |
| 大声だけバリバリ割れる | マイク・インターフェイスで入力が大きすぎないか |
| 一定間隔で無音になる | 導入したプラグインの体験版制限も確認 |
マイクを近づけて、声と雑音の差を作る
口から遠いマイクで小さく声を録り、あとから音量を上げると、部屋の音も一緒に大きくなります。まずはマイクの正面を口へ向け、説明書の推奨距離に近づけてみてください
たとえば10〜15cm程度から試し、息が当たるなら少し横へずらします。距離はマイクによって調整してください
その状態で入力音量を整えます。普通の声のピークを-12〜-6dB付近から確認し、笑ったときも0dBに張り付かない余裕を残しましょう。機材の入力段で割れた音は、OBSの音量を下げても元には戻りません
ゲインは声だけを選んで大きくするものではありません。マイクの位置を変えずにゲインだけ上げても、声と環境音の比率は改善しにくいと考えてください
RNNoiseを弱めたい場合は、Speexに切り替える
OBS標準のRNNoiseは、方式を選んで使う機能です。抑制の強さを数値で弱めたい場合は、同じ「ノイズ抑制」の方法をSpeexに切り替えます

比較するときは、RNNoiseを残したままSpeexを追加するのではなく、同じフィルターの方式を切り替えます。これなら、重ねがけの影響を避けて聞き比べられます
試す出発点として、Speexを-10dB程度にし、雑音が気になる分だけ少しずつ強めてみてください。0に近いほど弱く、マイナスの値が大きいほど強い設定です。画面の操作はOBSのノイズ抑制設定にまとめています
これは全員に合う推奨値ではありません。声が変わったら弱めるかOFFへ戻します。強くすればするほど良い、という設定ではないんですよね
語尾が切れるなら、ゲートと重ねがけも見直す
ノイズゲートの開くしきい値が高いと、小さな声で開かず、閉じる設定が厳しいと語尾も切れます。RNNoiseだけOFFにして直らないなら、ゲートも一度OFFにして比べてください。原因がゲートなら語尾が切れないしきい値の決め方へ
また、マイク付属ソフト、NVIDIA Broadcast、OBSのノイズ抑制、VSTなどを重ねていると、複数の処理で声が変わる場合があります。設定を控えてから1つずつ試しましょう
全体の順番はOBSのマイクフィルター設定で確認できます
RNNoiseが声に合わないなら、別の処理を試そう
位置を整えてもRNNoiseでは声が変わり、Speexでは雑音が残る。そんな場合は別のノイズ除去を試して、声の残り方を比べるのがおすすめです
AIノイズ除去プラグイン「NoiLess」

NoiLessは、マイクに入る雑音を抑える、OBSで使えるAIノイズ除去プラグインです。かけ具合は3つのモードから選べます。
RNNoiseで声がこもる・消えるのが気になるなら、別の処理で聞こえ方を比べてみましょう。NoiLessではStandardから試し、声の変化が気になればLightへ。無料体験版で、普段の声や笑い声を確かめられます。
ほかの候補も見たい方は、無料・有料のノイズ除去プラグイン比較へ。
高い声や歌声には使わないほうがいい?
性別や声の高さだけで、使える・使えないを決める必要はありません。普段の話し方、息の量、マイクや雑音の状態も含めて、実際に録れた声で判断しましょう
歌枠なら、伸ばす音や小さな語尾も大切です。話し声で問題がなくても、歌声で確認してください。抑制をOFFにしたほうが自然なら、配置の見直しや軽い別方式で対応する選択もあります
最後にもう一度、小声と笑い声を入れて録画してみましょう。完全な無音を目指すより、いつもの声で安心して話せる設定を目指すのがおすすめです

